公立推薦前日


 【 ジェイ教育セミナー安室校 宮越 】

いよいよ公立高校推薦入試前日となりました。この入試にむけて、皆さんは一般入試を目指す受験者よりも1か月早く仕上げてきました。この入試で進路が決まることを切に願います。入試に向けての注意点についていくつか述べます。

①前日
就寝する前に、受験票や筆記用具、普段使っている参考書、着ていく服、時計などを準備しましょう。特に時計は絶対に忘れないように!忘れ物をしてしまうと、精神的に動揺してしまい、ふだんの力を発揮することができませんので、当日動揺しないよう、持ち物をしっかり確認し、早めに就寝してください。

②当日
まず試験の3時間前には起床しましょう。試験時間に自分の脳のパフォーマンスを最大限発揮するためには、起床してからこれぐらいの時間が必要です。また朝食をしっかりとり、脳に栄養をあたえましょう。ただ普段の習慣を無理に変える必要はありません。「試験前だから朝からトンカツ!」ということはないと思いますが、いつものペースを守ることが大切です。

③試験に際して
試験前に、どこを見直すか決めておきましょう。自分の弱点はよくわかっていると思いますので、苦手なところ、なかなか覚えられない分野など、直前まで見直ししましょう。なんなら試験開始直後、覚えているうちにメモをしてもいいと思います。1点でも多く点数をとる姿勢が大切です。
大切なのは「普段の力を発揮すること」です。「普段以上」ではなく「普段」で十分です。まず問題全体を見渡して時間配分を定め、「自分は必ずミスをしている」と自覚し、自分のミスを見つけるまで見直しを徹底しましょう。「解けない問題に取り組む」よりも「ミスをしない」ことが大切です。

④面接試験について
まず試験前に鏡の前で髪や服装を確認しましょう。そして試験の際は、事前に覚えた内容にこだわらず、自分の言葉で話しましょう。緊張したり、かんだり、どもったりして不合格になることはありません。素直に自分の「この高校で頑張りたい!」という気持ちをぶつけましょう。

⑤試験終了後
お疲れ様でした。休みたい気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて、すぐに一般入試に向けて学習を始めましょう。いままで受験科目にしぼって学習していた方もいると思います。推薦入試は全てではありません。倍率も高いですし、内申も安心材料になりません。結果が出るまで油断することなく、次の一般入試を見据えてすぐに準備に取りかかりましょう。

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」 上杉鷹山