中間テストの勉強の仕方


 【 ジェイ教育セミナー安室校 宮越 】


今年は冬から春へ、気温などが急激に変化した気がします。みなさんは新しい環境に、もうそろそろ慣れたころでしょうか。いよいよ中学校の新しい学年の学習成果が問われる、中間テストが始まります。今回は、その中間テストの勉強の仕方をお伝えしたいと思います。

1 テスト勉強は範囲表が出てからでは遅い!

「テスト範囲が出なかったらテスト勉強ができない」という生徒さんが多いようですが、本当にそうですか?皆さんは毎日学校で授業を受けています。その授業を受けた内容=テスト範囲です。もちろん細かいところは範囲表が出ないとわかりませんが、「学校で学習した内容が出題される」のが基本です。ですので、毎日、学校で学習が進んだ内容の、学校のワークをコツコツ進めていきましょう。テスト範囲表が出た時点で、テスト範囲のワークがほぼ終わっているのが理想です。


2 繰り返しが学力向上のコツ

学校のワークから出題する学校が多いと思いますので、勉強の中心は学校のワークで大丈夫です。ジェイでは昔から「ワークは3回!」という格言?があります。まず1回目、全体を網羅して、自分がどこを分かっていて、どこを分かっていないか、をつかみます。この時点で答えを見てもかまいません。ただ、しっかり「×」をつけて、「分からなかった」ことを後から見てわかるようにしておいてください。次に2回目、1回目でわかった「自分が分からなかったところ」を理解することが目的です。ここが高得点を取るための鍵です。ただの暗記なのか、理解が必要なのか、しっかり学習しましょう。わからないところはそのままにしないこと。ジェイの先生たちは、質問を首を長くして待っています。一通りやり直したら、最後にもう1回、全体を見渡してしっかり理解できているかを確認します。繰り返しの学習で知識を定着させましょう。


3 最後に

最近みなさんの学習を見て思うのは、「勉強」をせずに「作業」をしている人が多い、ということです。学校のワークは提出が求められます。なので、期限までに学校のワークを仕上げることになるのですが、その際「ワークを仕上げる」ことが目標になっていませんか?期限までにワークを仕上げると、確かに提出はできます。しかし、学習のための「やり直し」ができません。それでは良い成績をとることはできません。しっかり自分と向き合って、自分のための「勉強」をしましょう。