夏期講習スタートに臨んで


 【 ジェイ教育セミナー網干南校 瀬古 】

 

 

とうとう梅雨も明けました。

私の3歳の娘が通う幼稚園も今は夏休みです。

娘は幼稚園で植えたミニトマトの植木鉢を持って帰ってきており、毎日決まった時間にせっせと水をやっています。象さんジョウロに水を汲んで、よろよろしながら植木鉢まで持って来ます。そうして「大きくなぁれ♪」を繰り返しながら水やりに勤しんでいます(よほど楽しいのか「やり過ぎ!」と叱られるほど何周もかけて水を汲んできます(笑))。

ミニトマトは、持って帰ってきたときと比べて、目立って元気になっているわけでもないですが、気が付くと緑の実をつけていたりして、「生きている」のを否応なく実感している毎日です。

 

このミニトマトと同じように、勉強においても、夏休みの間にコツコツと頑張ったことは、「いつかどこかで」芽が出るようになると思います。

特に中1・中2の皆さんには「復習講座」「ベーシック講座(中1のみ)」を利用して1学期のリカバリーを、中3の皆さんには講習会内容に加えて「集中特訓」などを利用して、入試に向けて実力を蓄えることに注力して頂く期間です。

今日は夏休みに頑張り切るためのポイントをいくつか紹介します。

 

①中学校の夏休みの宿題は早く終わらせる。

中学校の夏休みの宿題は皆さんの得意・不得意に関わらず、平等に同じ課題が出ます。後ろ倒しにすればするほど「自分のための勉強」をする時間が削られます。少なくともワーク類は、7月中に終わらせてしまうのが良いでしょう。木曜日のフォローデーも利用してください。

②普段と同じ時間に起きる

 朝に弱い人には厳しい話かも知れませんが、実は結構重要な話です。

 普段学校に通うのと同じ時間に起きることが維持できなかった場合、9月に入って学校が再開すると体調を崩す可能性が高くなります。特に体育大会を控えている中学校は9月に入ってすぐに練習(場合によっては丸半日~一日練習)が入ります。夏休みから生活リズムの維持は始まっていると心得ましょう。

③「解ける」「できる」問題を増やす

 一部の難関校の推薦などを受験する生徒を除けば、今はまだ難問に手を付ける時期ではありません。今まで学習してきた内容について「解ける」「できる」問題を一つでも増やす事です。ベースはまず教科書レベルからです。教科書は黙読ではなく音読する習慣をつけましょう。一冊の問題集を繰り返し解いて、パターンにはまった問題については速攻で解けるように訓練しましょう。「本当に理解できたか」を確認する方法として、友人やご家族に学習内容を説明してみるのもオススメです。私自身感じる事ですが、自分が理解できていないものを人に説明する事はできません。相手を必要とする分いつでもできるものではないですが、いつの時代でも「教え合いっこ」をしている人たちほど成績は良かったように思います。

 

この夏、皆さんが少しでも成長を実感できるように、私たちも全力でサポートします。ともに頑張っていきましょう。