自宅でかんたん理科実験 第3回
ジェイ教育セミナー赤穂駅前校 山脇
さて、久しぶりの学校はどうですか?「やっぱ、学校っていいよな~。」と改めて学校のよさを再認識した人もいれば、「…行くのなんかメンドクサイ…」なんて思ってしまった人もいるのではないですか。その違いはおそらくこの2か月半の過ごし方に原因はあるのではないでしょうか。起床時刻が遅かったり、長時間ゲームをしたりとふだんとは違った生活リズムが原因で以前の生活リズムを取り戻せないまま学校が始まってしまい、気持ちが取り残されてしまった状態となってしまった人も少なくないようです。
コロナもやがて落ち着いてきたら学校に部活に習い事にと忙しい日々が戻ってきます。今回の実験シリーズは一番環境の変化が大きかった中学1年生のみなさんの学習内容を最初に紹介しています。第1回の「光」第2回の「気体」に続いて第3回も同じく中1範囲の「圧力」についての簡単な実験を紹介します。
今回の実験は「大気の圧力」です。準備するのはプラカップ2つとクリアファイルとフックをそれぞれ1つずつ。カッターでクリアファイルから10㎝×10㎝の大きさ分切り取ります。切り取ったファイルのツルツル光っている面の真ん中にフックをテープで貼り付けます。(これで準備完了)
次に何も入れていないプラカップの口のところに切り取ったシートをのせてフックを軽く押します。すると…?
何もしていないのにプラカップが持ち上がります。成功したら今度はプラカップに水を半分ぐらい入れて同じようにしてみましょう。これで持ち上がれば👏👏👏(拍手)。
★自宅でかんたん理科実験 第1回 ③の解説(5月12日掲載分)
底に穴をあけたプラカップを外側にして、内側のプラカップとの間(側面)にメモを挟んで伏せ、外側のプラカップの穴を指でふさいでプラカップを水に沈めると、メモのまわりは空気、プラカップの外は水があって、これを斜め上から見るとプラカップの表面が鏡のようになり中の文字が見えません。ところが、指をはなすと穴から空気がぬけてメモのまわりにも水が入り、中の文字が見えるようになります。
これは光が水から空気に入るとき、入射角が大きいと全反射(異なる物質<ここでは空気と水>の境目で全ての光が反射すること)をおこすので空気の中のメモが見えなくなったのです。