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5月, 2024の投稿を表示しています

夏前の山場

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 【 ジェイ教育セミナー大手前校 丸岡 】 中間テストがひと段落しましたが、あっという間に期末テスト約1か月前となりました。中1生にとっては初めての9教科のテストですが、始められる部分からでも手をつけましょう。副教科の勉強は、これから試行錯誤を繰り返して自分の勉強スタイルを作っていくものです。先輩の勉強方法などお伝えできる部分はお伝えしていきます。5教科のうち、特にジェイでの受講科目は高得点を目指しましょう。テスト前に必要最小限の努力で済ますために平常授業があります。日頃から単語テストを一生懸命覚えてきた人たちはテスト前に慌てる必要はありません。節約できた時間は他の科目の勉強にあてましょう。私も経験ありますが、一つだけ60点台を取ったりすると3年間苦手意識が芽生えます。嫌いな教科にもなってしまうので、そうはならないようにワークを繰り返し解くことから始めましょう。 中3生は夏が入試で大事な時期になるというのはご存じだと思いますが、目いっぱいやったとしても約1か月で全ての復習ができるわけではありません。自分のレベルを目に見えるほど上げようと思ったらその前の1か月、すなわち期末後の勉強時間の確保も大事になってきます。今までだと期末の後はあまり勉強に身が入らなかった人もいるかもしれませんが、今年はそれではいけません。ここのがんばりが後々物を言います。夏からの逆算で自分の克服したい課題を見つけ一つでもなくしていきましょう。 夏が過ぎればあっという間に時間が過ぎていきます。その時になって焦らないように計画をたてて前に進みましょう。

自分のことを「ボク」と呼ぶ女子 

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【 ジェイ教育セミナー西飾磨校 加古 】 自分のことを「ボク」という女子が増えてきたという報道を耳にしたことがありますが、みなさんは聞かれたでしょうか。 そもそもみなさんは自分のことをどう呼んでいますか。 英語では ”I” のたった一語ですね。ドイツ語やフランス語も一語だそうです。 しかし、日本語には一人称を表す言葉がたくさんあります。ゆうに20を超えるそうです。 私(わたし、わたくし)、あたし、あたい、うち、僕(ぼく)、俺(おれ)、わし、おいら、わて、我輩(わがはい)、自分、こちら、手前(てまえ)、当方、小生(しょうせい)、それがし・・・などなど。知っているものはありますか?  では、どうして日本語にはたくさん「自分」を表すことばがあるのでしょうか。日本人は他の国の人々より「自分」に強い関心をもっているのでしょうか。自己主張が強いのでしょうか。 じつは日本人の「自分」に対する意識は、他の国の人々と異なっているのです。たとえば、ヨーロッパ人は「自分」というものはかけがえのない、独立した一つの人格と考え、まわりの自然とも対決しているのです。 それに対して日本人は周りの自然に同化し、「自分」は個人として一人だけで存在するものではなく、他の人々との人間関係の中で存在していると考えてきました。つまり、日本人は自然と同様にまわりの社会と自分を一つのものととらえているのです。そのため自分を表すことばも微妙な人間関係を表現し、話す相手によって使い分けているため増えていったと考えられます。 また、小さい男の子に「ボクどうしたの?」と言ってみたり、相手に「自分は何食べる?」とたずねたり、一人称が二人称として使われたりすることもあります。このようなことからわかるように、日本人は自分と他人とにはっきりとした区別を設けなかったのです。むしろ、常に社会の中の自分を確認し相手との関係を優先させて来た結果、設ける必要がなかったといえるのではないでしょうか。 私たち一人ひとりが「自分」を意識した一人称の呼び方を考えてみるのもいい機会ではないでしょうか。

平安貴族の心に思いを馳せて

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【 ジェイ教育セミナー大津校 中森 】 4~5月は、多くの小中学校で修学旅行や自然学校などが実施され、またゴールデンウィークもあったため、遠出をした方も多かったのではないでしょうか。 私はといえば、この5月半ばに『源氏物語』ゆかりの地を訪ねて明石まで足を伸ばそうかと思っていたのですが、残念ながら都合により延期となりました。明石の散歩記録を今回のジェイブログに書こうかと思っていたのですが。 代わりと言ってはなんですが、最近私が読み返した『更級日記(さらしなにっき)』のご紹介を。 『更級日記』は『源氏物語』より少し後の時代に書かれた古典文学です。筆者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)という女性です。 「あづま路の道のはてよりも、なほ奥つかたに生ひいでたる人…」という書き出しは有名で、幼少期に都を離れて地方で育った作者の、『源氏物語』などの物語への憧れをつづった少女時代の回想の章は、高校の古典の教科書にもよく採用されています。 多感な思春期の情熱や悩みなどは、時代が変わっても現代の少年少女たちに通じる部分があるのでしょう。 また、この日記は、老境に入った筆者の回想の形で書かれており、後半の筆者が大人になってからの記述もなかなか面白いのです。平安時代の社会背景など、多少の知識がないと理解しにくいところはありますが、筆者の人となりがよくわかり、引き込まれます。 たとえば、京の都が大嘗会(だいじょうえ・新しい天皇の即位に関わる祭り)の華やぎに包まれる中、あえて都を離れて初瀬詣(はせもうで・奈良の長谷寺を詣でること)に出かけ、奇異な目を向けてくる周りの人々の反応を活写する章など、筆者の行動力や当時の人々の感性が伝わり、なんとも言えずおかしみがあります。 日記は、夫に死に別れ「年月は過ぎかはりゆけど、夢のやうなりしほどを思ひいづれば、心地もまどひ、目もかきくらす…」と孤独な晩年を思わせる描写で余韻を残して幕を閉じます。 読者の年齢に合わせてさまざまな切り口で楽しむことができる、人生のときどきに開いてみたい古典作品です。 ちなみに『更級日記』は『源氏物語』からおよそ50年後に書かれました。『源氏物語』は作者である紫式部が、さらに50~100年ほど昔の天皇の治世が行き届いた理想的な時代をイメージして書かれたと考えられています。当時の人々の現実と理想、空想の世界の豊かさを感じ取り

あくまで個人の感想です

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 【 ジェイ教育セミナー西飾磨校 北垣 】 道端や空き地でよく見かける気味が悪いあいつ。 自分が子供だった頃にはたぶんいなかった毒々しいあいつ。 「ナガミヒナゲシ」 調べてみると、やっぱりヤバいやつ。 繁殖力が強く、ほかの植物の成長を妨げる成分を放出することから「生態系に影響を与える植物」!国の駆除対象となる「特定外来生物」や「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」には指定されてないけど、多くの自治体で「在来植物の生育に影響を与える可能性がある」として注意を促している。 アルカロイド性の有害物質が含まれ、害虫や動物から身を守るための植物毒のため、素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれるおそれがある。 種が落ちるのは6月ごろ。1株にできる実は約100個、1個の実には約1,600個の種ができるので、1株から約16万粒!の種が取れる。 印象通り(あくまで個人の感想です)というか、その上をいくヤバいやつでした。 ちなみにナガミヒナゲシの花言葉は、「平静」「慰め」「癒やし」。

ゴールデンウィーク

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 【 ジェイ教育セミナー花北校 増田 】 今年のゴールデンウィークをどう過ごされたでしょうか。 連休であることを活かして旅行に行った人が多いでしょう。(ただし、あまりの円安のために、昨年までは海外旅行に行っていたけれど、今年は国内旅行にされた方もいるのかもしれませんね) 中学2年生の英語の教科書『NEW HORIZON』のUnit1 Scene1で、ゴールデンウィークにシンガポールに行くという場面が出てきます。そこでの英語表記は「the "Golden Week" holidays」となっています。 なぜわざわざ引用符(")とholidaysが付いているのか。 それは、ゴールデンウィークが和製英語だからなんですね。日本で4月終わりから5月初めにかけて休日が続く期間のことをそう呼んでいるので、当然海外の人には「黄金週間」と言っても何のことか通じません。それで日本の文化に馴染みのない人にも伝わるように、そういう表記にしてあるのです。 ちなみにNHKのニュースを見ていると、ゴールデンウィークという言葉は使われていないことにお気づきでしょうか。 理由はいくつかあるようですが、もともと映画会社の宣伝用語として使われ出したので、公共放送としては公平性を重視するために使用せず、代わりに「春の大型連休」のような言い方をしています。 一般的に正月映画やお盆映画が大きな興行成績を残しますが、1951年の『自由学校』という作品が映画会社「大映」の創設以来最高の売り上げを記録して、大型連休の時期の興行を活性化させるために「ゴールデンウィーク」という名称を使い始めました。それが映画業界のみならず、一般的に普及したのですね。 言葉にはそれぞれ意味があり、特別な表記を行うには必ず理由があるものです。気になるものが出てきた時には、調べてみると面白いものですよ。

定例懇談会開始

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【 ジェイ教育セミナー今宿校 江本 】                       みなさん、こんにちは。 GWは終わりましたが、皆さんはどこかにお出かけされましたか?私は愛車(自転車)でゆる~くポタリング(特に目的を定めず自転車でのんびり走ること)をしていました。本当は「映える」写真撮ってインスタにアップしたかったですが断念(家族サービスしておかないといざというときに見捨てられたら困るので…)。    GW中のある日、妻と子どもたちは車に乗り込み、私は自転車にまたがり、いざグリーンエコー笠形へ!!たくさんの鯉のぼりに迎えられながら入村し、アスレチックで子どもたちを遊ばせました。小さな吊り橋で腰が引けたり、岩の上のトカゲにオドオドしたりと、家では一人前な口をきく下の子(5歳♂)が意外にヘタレでビックリしました。でも、普段から「自然の中で目いっぱい遊ばせる」ということをさせていなかったので、いい経験になったのではないかなと思っています。本当は「アマゴのつかみ取り」や「その場で焼いて食べる」なども体験させてあげたかったのですが、もう少し大きくなってからかな…。日頃の生活の中で「自然に触れ合う機会」はなかなか作れないと思うのでチャンスがあったら是非活用すべきだなと感じました。 さて話は変わって「定例懇談会」のお話です。 現在、小学生の皆さんの懇談会を実施しております。その後、中学1,2年生、進路懇談前に中学3年生という順に実施していきます。保護者の皆様にはお忙しい中、お時間をいただくことになりますが、やはり我々ジェイの力だけでお子様を向上させることは難しいと考えており、保護者の皆様のご協力あってこそ、と常々考えております。定例の郵送物の中に日時のご希望等書いていただく黄色い用紙を入れておりますので各教室にご提出いただき、お子様の現状について保護者の皆様と共有させていただけるよう何卒お願いいたします。 今回お話させていただいている主だったトピックをいくつかご紹介しますと… ①公開テストの成績表の見方とやり直しについて  点数以外にも見ていただきたいところや、どのあたりの問題(難度)を解き直してほしい   か、科目の優先順位など。 ②学校でのご様子や家でのご様子について  今年も学校の授業参観は参加させていただきました(教室の最寄りの小・中学校だけです  が)。普段、

中間テストの勉強の仕方

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 【 ジェイ教育セミナー安室校 宮越 】 今年は冬から春へ、気温などが急激に変化した気がします。みなさんは新しい環境に、もうそろそろ慣れたころでしょうか。いよいよ中学校の新しい学年の学習成果が問われる、中間テストが始まります。今回は、その中間テストの勉強の仕方をお伝えしたいと思います。 1 テスト勉強は範囲表が出てからでは遅い! 「テスト範囲が出なかったらテスト勉強ができない」という生徒さんが多いようですが、本当にそうですか?皆さんは毎日学校で授業を受けています。その授業を受けた内容=テスト範囲です。もちろん細かいところは範囲表が出ないとわかりませんが、「学校で学習した内容が出題される」のが基本です。ですので、毎日、学校で学習が進んだ内容の、学校のワークをコツコツ進めていきましょう。テスト範囲表が出た時点で、テスト範囲のワークがほぼ終わっているのが理想です。 2 繰り返しが学力向上のコツ 学校のワークから出題する学校が多いと思いますので、勉強の中心は学校のワークで大丈夫です。ジェイでは昔から「ワークは3回!」という格言?があります。まず1回目、全体を網羅して、自分がどこを分かっていて、どこを分かっていないか、をつかみます。この時点で答えを見てもかまいません。ただ、しっかり「×」をつけて、「分からなかった」ことを後から見てわかるようにしておいてください。次に2回目、1回目でわかった「自分が分からなかったところ」を理解することが目的です。ここが高得点を取るための鍵です。ただの暗記なのか、理解が必要なのか、しっかり学習しましょう。わからないところはそのままにしないこと。ジェイの先生たちは、質問を首を長くして待っています。一通りやり直したら、最後にもう1回、全体を見渡してしっかり理解できているかを確認します。繰り返しの学習で知識を定着させましょう。 3 最後に 最近みなさんの学習を見て思うのは、「勉強」をせずに「作業」をしている人が多い、ということです。学校のワークは提出が求められます。なので、期限までに学校のワークを仕上げることになるのですが、その際「ワークを仕上げる」ことが目標になっていませんか?期限までにワークを仕上げると、確かに提出はできます。しかし、学習のための「やり直し」ができません。それでは良い成績をとることはできません。しっかり自分と向き合って、自分のための